日光の紅葉シーズンの最後を飾る紅葉スポットは、世界遺産「日光の社寺」登録記念碑に覆いかぶさるようにあるモミジの木。神橋周辺のモミジやカエデが落葉しても、毎年、11月末に最後の彩りを魅せてくれる。名残惜しいシーズンだが、日光の社寺は年末年始に向け新春を迎える行事の準備が始まる。今度の日曜日は師走です。

日光連山の山頂付近には、積雪が見られるようになった。紅葉前線は、現在標高７００M位が見頃を迎えている。今年の紅葉の特徴は、11月に発生した台風の影響でか、葉っぱが傷められ、紅葉する前に散ってしまったり枯れてしまったりして、非常に葉数が少ない。しかし、標高800M付近の霧降ノ滝入口周辺の木は、となりの木の葉は縮れているのに、これから色付きを増しそうな木もある。いずれにしてもここ２週間で日光の紅葉シーズンは幕をとじる。【写真：霧降ノ滝入口周辺.11.14.撮影】
〈今週末の紅葉見頃ポイント〉
　1.　霧降ノ滝入口周辺（まだ見られる）
　2.　小倉山森林公園（見頃）※屋外アイススケートが楽しめる（’14冬季日光国体会場）
　3.　神橋周辺・憾満ガ淵周辺・田母沢御用邸記念公園付近（見頃）
　※いろは坂は「まだ見られる」ヶ所（木）もあるが、カラマツの落葉も目立ってきた。

　奥日光は既に晩秋の装いに変わったが、例年より温かい感じがする。昨日、戦場ヶ原を約１時間程歩いたが、穏やかな気候でハイカー達はお弁当を広げ、ハイキング道路添いにある木製テーブルで和やかなランチタイムを過ごしたり、バードウォッチングを楽しむ方の姿が多く見られた。来週は、寒波が来そうな予報もでているので、奥日光の秋を楽しむには今秋が最後かも？
〈晩秋の奥日光オススメスポット〉
1.イタリア大使館別荘記念公園
　立木観音前歌ガ浜駐車場▶中禅寺湖を時計回り▶公園（徒歩約20分）
　＊落葉道を行くとモダンな別荘がある。正面には中禅寺湖・男体山、言うことない。
2.西六番別荘跡記念公園
　二荒山神社中宮祠▶西鳥居▶公園（徒歩約6分）＊国道横断用注意
　＊公園内にあるベンチに座ってしばし「癒しの時間」を・・
3.戦場ヶ原自然研究路　
　赤沼▶湯滝（徒歩約2.5時間）／逆川橋▶小田代橋▶湯滝（約１.5時間）
　＊バードウォチングポイント「さえずりを聴きながら歩こう」
[写真／11.5.撮影：旧イタリア大使館]